ORACLE MASTER Bronze 12cに合格した話
2020年4月に本試験に合格しました。
その時のことについてまとめています。
ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12cの試験について
サイトに以下のような記載があります。
ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c 認定資格は、Oracle Enterprise Manager などを活用し、データベース管理者として必須となる管理者業務を行うための知識があることを証明します。
要はOracle Database 12cを使用するにあたり、最低限な知識を有していることを証明するエントリー向けな資格で、一番グレードの低い試験となります。
因みに試験のグレードには、低いほうから順に「Bronze」、「Silver」、「Gold」、「Platinum」とあります。
ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12cの試験の合格には2つのステップを踏まないといけません。
合格ステップ
ステップ1 - 試験合格
・Bronze SQL基礎I [Bronze SQLI] (1Z0-017-JPN) (オンライン対象試験)または
・12c SQL基礎 [12c SQL] (1Z0-061-JPN) (オンライン対象試験)
ステップ2 - 試験合格
・Bronze DBA12c (1Z0-065-JPN) 試験
※オンライン対象受験とは自宅で受験可能な試験のこと
各試験はいずれもCBT方式の試験となります。
※CBT方式とはパソコンに問題が表示され、回答を選択する方式のこと
ステップ1の試験については自宅で受験することができます。
ステップ2の試験はテストセンターにて受験となります。
合格ラインは以下の通りです。
試験名 | 試験時間 | 出題数 | 合格ライン |
---|---|---|---|
Bronze SQL基礎I | 90分 | 40問 | 70% |
12c SQL基礎 | 120分 | 75問 | 65% |
Bronze DBA12c | 120分 | 73問 | 70% |
受験費用は以下の通りです。
試験形態 | 料金(税別) |
---|---|
会場試験 | 26,600円 |
オンライン試験 | 13,600円 |
※「オラクル認定資格試験 再受験無料キャンペーン」というものが時期によって実施されているのでこちらも活用したほうが良いです
試験のスコア
・Bronze SQL基礎I
・Bronze DBA12g
勉強について
ステップ1については「Bronze SQL基礎I」の方が簡単という情報が多かったため、こちらを選択をしました。
「Bronze SQL基礎I」の勉強についてはこちらの問題集のみ実施しました。
「Bronze DBA12c」の勉強については以下2点を実施しました。ping-t.com
※「Ping-t」は有料コンテンツです
勉強時間についてですが、「Bronze SQL基礎I」は2週間、「Bronze DBA12c」は2ヶ月くらいです。
問題集をこなしていると章の中には問題数が多いものあります。
なかなか連続で解くのが難しい場面もあるかと思います。
その場合は、1ページ毎など短い区切りで解答を見るのがお勧めです。(当たり前のことかもしれませんが)
感想
なんとか無事に合格することができましたが、正直私には難しい試験でした。
「Bronze SQL基礎I」は一発で合格することができましたが、「Bronze DBA12c」は2回落ちています。
正答率70%の壁は高いです。エントリー向けとは言いますが、しっかり勉強しないと受かりません。
「Bronze DBA12c」ですが、
1回目:65%
2回目:68%
3回目:75%
てな感じで少しづつ正答率が上がっていき合格しました。
2度も落ちてしまった敗因については、勉強の仕方に問題があったと思っています。
「Ping-t」を中心に勉強していましたが、少し頼りすぎていました。
HTMLレベル1では実際の試験問題に類似した問題が多く、今回も同じかなと勝手に思い込んでいたため、「Ping-t」ばかり勉強していました。
何回も問題を解いていると答えを暗記して、あまり内容を理解せずに進めてしまっているのも原因の一つです。
また、「Ping-t」は出題の範囲としては網羅していますが、実際の試験問題とはちょっと違った内容の問題が多いです。
今回の合格のキーは「白本」でした。(上記で紹介した書籍)
こちらは実際の試験に近い問題が多く取り上げれています。この本の問題を全てこなすことで合格に近づくことができたと思います。
模擬試験2回もしっかりこなしましょう。
とはいえ、両方で勉強するのが一番効率がよいと思います。
その他
この試験の予約について、少し手続きが面倒です。下記にてユーザーの登録をしなければなりません。
・CertViewを利用するための手順
以下の手順でCertViewを利用できるようにしなければなりません。
1.ピアソンVUE社アカウントの作成
https://www.pearsonvue.co.jp/
2.Oracle.comアカウントの作成
https://education.oracle.com/ja/
3.新認定システム(certview)にログイン
https://certview.oracle.com/
4.CertViewの初回認証手続き - 受験者情報登録手続き(初回ログイン時のみ)
色々記載しましたが、2020年より、ORACLE MASTER資格体系が新しくなっています。
www.oracle.com
勉強の途中でこの事実を知り、「な、んだと。。。」って気分になりました。
これから受けようと考えている方はよく見といた方がいいと思います。
私はこのまま突っ走りました。
あと、証書はPDFのみの発行だそうです。以前は送られていたそうですが、今はなくなったみたいです。なので、待っていても来ないです。
合格といえば「証書」なだけに少し残念です。
業務でOracleを使用してますが、管理側のことなんて微塵も知らなかったので、Oracleの仕組みとか色々と勉強になることが多かったなと思います。
個人的には難易度も含め良い試験だなと思いました。